「メトカーフの法則」足元ビットコインは売られすぎとの見方も【フィスコ・ビットコインニュース】

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として、「メトカーフの法則」とよばれる計算方法がある。メトカーフの法則とは、「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザ数の二乗(n2)に比例する」というものである。電話やインターネットなどネットワークの価値は繋がるモノが多ければ多いほど価値が向上するという意味合いで、電話を例に挙げると、世界で2人しか使用していなければ、「1対1」の繋がりしかなくネットワーク価値は限定される。一方、世界中で電話を使用する人が多い状況となれば、「ユーザ数×ユーザ数」と…

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として、「メトカーフの法則」とよばれる計算方法がある。メトカーフの法則とは、「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザ数の二乗(n2)に比例する」というものである。電話やインターネットなどネットワークの価値は繋がるモノが多ければ多いほど価値が向上するという意味合いで、電話を例に挙げると、世界で2人しか使用していなければ、「1対1」の繋がりしかなくネットワーク価値は限定される。一方、世界中で電話を使用する人が多い状況となれば、「ユーザ数×ユーザ数」という計算式でネットワーク価値は膨れ上がるわけである。

この法則にビットコイン(BTC)のユニークアドレス(取引活動があるアドレス)の数を用いてフェアバリューを計算した結果、12月中旬時点のビットコインのフェアバリューは8,323ドルとなった。足元、7,850ドル台で推移していることから、「メトカーフの法則」で算出されたフェアバリューより市場価格は売られ過ぎということになる。また、今後のシナリオも下記の通り計算している。(ユニークアドレスはBlockchain.com、ビットコイン価格はCoinMarketcapより)

〇2019年12月16日時点のユニークアドレスをベースに、3つのシナリオで計算「Neutralシナリオ(年率10%増加)」「Upperシナリオ(年率30%増加)」「Underシナリオ(年率10%減少)」

「Neutralシナリオ(年率10%増加)」
・2020年予想・・・10,071ドル
・2021年予想・・・12,186 ドル
・2022年予想・・・14,746 ドル

「Upperシナリオ(年率30%増加)」
・2020年予想・・・14,067 ドル
・2021年予想・・・23,773 ドル
・2022年予想・・・40,176 ドル

「Underシナリオ(年率10%減少)」
・2020年予想・・・6,742 ドル
・2021年予想・・・5,461 ドル
・2022年予想・・・4,423 ドル

一方、ユニークアドレスの推移を確認すると、2017年12月をピーク(100万件)に40万件から60万件水準での横ばいとなっている。今年6月頃、70万件水準まで増加した後、40万件から50万件と伸び悩んでいるが、右肩下がりのような動きは見られない。市場ではビットコインのショートポジションが増加するなど悲観的な見方が多いものの、足元のユニークアドレスが横ばい推移となっていることから一段安は回避できるとの見方もできよう。


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