連載仮想通貨初心者のためのリスク対策&セキュリティ講座(ニルス)【第5回】

仮想通貨の世界で横行する「偽のウェブサイト・アプリ」のリスク

今回は、仮想通貨の世界で横行する「偽のウェブサイト・アプリ」のリスクについて解説します。※本連載では、ブログ『ニルスの暗号通貨日記』を運営するニルス氏に、仮想通貨投資におけるリスク対策やセキュリティについて解説していただく。

いつも通りの取引所へのアクセス・・・実は!? 魅力ある投資先として近…

いつも通りの取引所へのアクセス・・・実は!?

魅力ある投資先として近年人気が沸騰している「仮想通貨」ですが、投資には様々なリスクが潜んでいます。

 

そこで、仮想通貨投資におけるリスクと、その対策について解説していきたいと思います。

 

今回は、「偽のウェブサイト・スマートフォンアプリ」について解説します。

 

仮想通貨投資を行う上で、避けては通れないのが仮想通貨取引所です。取引所とは言っても、証券会社の窓口のように実店舗を構えているわけではありません。ネットバンキングやネット証券のようにウェブサイト上で口座開設をし、取引も全てウェブ上で行うこととなります。

 

取引を行うためには取引所のウェブサイトにアクセスする必要がありますが、その際にぜひご注意頂きたいのがウェブサイトの「URL」です。利用者はパソコンやスマートフォンからURLにアクセスし、取引所を利用することになります。

 

たとえば、日本の仮想通貨取引所「ビットバンク」のURLは下記のようなものです。

 

https://bitbank.cc/

 

しかし、検索サイトの検索結果画面などには、ときに「偽のウェブサイトのURL」が表示される場合があります。

 

https://bitbank.ac.jp/

 

上記はあくまで一例で、実際には存在しないウェブサイトではありますが、先にあげたURLと異なっていることがお分かりかと思います。

 

しかし、仮にあなたが検索サイトで検索を行い、検索結果として後者のウェブサイトが表示されたとしたら、果たしてサイトのURLまで見比べたでしょうか? これに気づかないままでいると、偽サイトへアクセスしてしまうことになるかもしれません。

 

くれぐれも、サイトのURLには注意をはらいましょう。また検索結果以外でも、届いたメールやSNS上など、あらゆる場面で注意すべきです。

 

さらに似たようなケースで、スマートフォンアプリのストアに、まるで取引所の公式アプリかのように偽のアプリが紛れ込んでいるケースもあります。気づかないうちにアクセスしてしまう、これこそが偽サイト・偽アプリの恐ろしい点です。

基本的な対策を「徹底」するだけで結果は異なる

では、偽サイトにアクセスしてしまったらどうなるでしょうか?

 

アクセスした瞬間に資産を全て抜き取られる・・・というわけではありません。多くのケースでは、「本物の」サイトと同じ画面が表示されます。

 

ウェブサイトの場合、見た目だけをそっくりに作ることは容易です。日頃よほど見慣れていないとわからないほどの精度で本物のコピーサイトが用意されているのです。そして、本物のサイトで使用しているIDやパスワードを入力してしまったが最後、その情報は盗まれ、不正アクセスの原因となってしまいます。

 

このような偽サイト・偽アプリの被害を受けないためには、下記のような対策があります。

 

●検索結果からアクセスする際はサイトのURLに注意する

●リンクのURLが偽装されている場合もあるため、サイトにアクセスした後もログイン前にURLを再確認する

●正しいウェブサイトのURLをブックマーク(お気に入り)に登録しておく

●アプリをダウンロードする際には、取引所の公式ページなどからアプリのページへアクセスする

●初めてアクセスする取引所、ウェブウォレットのサイトは、複数の情報源から正しいURLを確認した上でアクセスする

 

非常に基本的な対策ではありますが、上記を徹底して行うだけでも偽サイト・偽アプリの被害の多くは予防できます。

 

大切な資産を失わないためにも、偽サイト・偽アプリにはくれぐれもご注意下さい。


 

サイト制作、WEB広告、画像編集などを含む何でも屋事務員として働くサラリーマン。
仮想通貨は2016年の夏から保有。トレード、マイニング(採掘)などを勉強しながら実践中。
「セキュリティマネジメント」資格保有。非技術者の立場から取れる最低限のセキュリティ対策を中心に、初心者の方に向けて仮想通貨を分かりやすく解説していきます。

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